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来月三歳になる娘。
我が子の成長は親としてほんとに喜ばしいことだけど私は複雑な気持ちも少しある。発達がゆっくりな娘。
発語はないし意思疏通も完璧にできているか怪しい。
体だけは立派に育ってくれてるけど体格は三歳なのに中身は外見年齢になかなか伴わない。
普通の三歳ならもうおしゃべりもできて親の言ってることもある程度理解もできてて、関わり合うのがもっともっと楽しいんだろうなぁと後ろ向きな考えがふと頭をよぎったり。手放しで我が子の成長を喜べない。
喜びよりも不安のほうが大きくて。
もしかしたらこのまま四歳を迎えることになるのかもしれないなどとネガティブになってしまう。
しんどくなって通ってる療育教室の先生に話を聞いてもらった。
先生からは周りの三歳と比較するのではなく過去の娘ちゃんと比べるようにしてください、去年に比べてできるようになったことや成長したことが絶対にありますから、とアドバイスをいただいた。去年の今頃は。
一緒に歩いてても速攻で手を振り払って遠くへ行っていた。
先生が話を始めても見向きもしなかった。
周りの友だちにも無関心。
母親である私のことも目に入っているのか怪しかった。
今の娘。
手を繋いで一緒に散歩ができる。
先生が話を始めると私の膝に座って聞いている。
仲良しの友だちが来ると表情を明るくしてかけよっている。
何よりも私の姿を見つけると満面の笑顔で走りよってきてくれる。普通の三歳と比べるとまだまだできないことや遅れていることがたくさんある。
でも去年の今頃に比べたら確実にできることや変わったことはある。
周りにばっかり目が行きがちだけど娘はちゃんと成長してた。
ほんとに地道な積み重ねと繰り返しで本人のペースで成長していくんだなぁ。
まだまだ先は長いしこれからも後ろ向きになることがあるだろうけど、子どもの力を信じてサポートしていくしかないんだなと子どもの誕生日を目前にして改めて思った。